
参考:リノベりす
昨今、地方の空き家問題が顕在化してきていることは周知されています。ウィライズコーポレーションはそんな地方の空き家を自分好みに再生して、古家の風情を活かしたリノベーションで、新たな価値を生み出していこうと考えています。
希望したエリアに空いている土地が見つからない場合、皆さんはどうしますか?エリアを変更してマイホームを探しますか?実は、こういったケースで空き家が活躍してくれるのです!
今回は空き家を再生し、自分好みのマイホームを手に入れるための具体的な方法をご紹介していきたいと思います。
この記事の目次
1 空き家を活用したマイホームができること
参考:リノベりす
リフォームを題材にしたTV番組を見たことはありませんか?近年リノベーション技術は進化し、フルリノベーションを行うことで、新築にも劣らない素敵なマイホームを手に入れることができます。
ここではリノベーションでマイホームを購入することで得られる様々なメリットをご紹介していきたいと思います。
空き家を活用したマイホーム選びの場合、勤務地や通学から「このエリアに住みたい!」とエリアから自由に物件を絞ることができます。
別項でも記載したように、アクセスの良い立地は何にも代えがたい時間を節約して、人生を豊かにしてくれるアイテムです。
新築の戸建てを購入する場合、すでに建築済みの物件を購入することになります。ですから、「Aはキッチンが素敵だけど、子供部屋が狭い…」「Bは子供部屋が広いけど、リビングの使い勝手が悪い…」などと何かのデメリットを我慢してマイホームを購入しなければいけないケースが大半です。
しかし空き家を活用したマイホームであれば、自分のライフスタイルにピッタリの空間を自分好みにプロデュースすることが可能です。
近年ブームの古民家。カフェなどは「古民家風」であれば、それだけで宣伝効果が高く、多くのお客さんが訪れるほどです。
「空き家=ぼろ家」といった先入観を捨てて、「空き家=古民家」と考えると、それだけでも物件の選択肢が広がります。
また、伝統的な日本の趣深い古民家をゲットすることもできます。
空き家を活用したマイホームの最大のメリットはなんといってもコスパの良さにあります。以下ではなぜ空き家を活用したマイホームはコスパが良いのかをご説明していきます。
≪空き家を活用したマイホームのコスパが良い理由≫
ⅰ 木造物件なら、築25年以降は土地代だけになる
木造物件の耐用年数は25年です。ですから、築25年以降の不動産評価額は「ゼロ」になります。よって築25年以降の木造物件を購入した場合、土地代だけでマイホームをゲットすることができます。
ⅱ 取り壊し代をもらえることがある
木造物件の耐用年数は25年のため、築25年以上の物件を購入する場合、解体費用分を物件代金から差し引いてもらえることがあります。
ⅲ 補助金をもらうことができる
空き家再生のために地方自治体などでは補助金を出しているところもあります。また税制面での優遇儲けることが可能です*。
*のちに詳しく説明します
このように空き家を活用することで、コスパの良いマイホームを手に入れることができます。
2 増加し続ける空き家の現状分析
参考:総務省HP 「平成 30 年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計」
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/g_youyaku.pdf
上記は最新版の「住宅・土地統計調査 住宅数概数集計」です。調査開始以来、空き家率は年々増加していることがわかります。
また平成30年の空き家率は13.6%と史上最高を記録していることから、政府が行っている空き家対策はあまり効果を上げていないということもわかります。
空き家を放置することで、地域の景観が悪くなるだけではなく、治安の悪化や害虫の発生などの被害も出るため、政府は空き家の対策に今後も力を入れていかねばなりません。
ですから、今後も空き家を活用したマイホームの購入には、なんらかのメリット(補助金や減税効果)が付加される見込みが高いことがわかります。
3 空き家に付加価値をプラスして自分好みのマイホームを~空き家再生事例
参考:リノベりす
空き家を再生したマイホームの購入はメリットが大きいことがお分かりいただけたと思います。ここでは実際のリノベーションの事例をご紹介していきます。

参考:リノベりす
古民家ならではの趣を活かした、高級旅館を連想するような物件に仕上がっています。
ⅰ 基本スペック
間取り | 4LDK→4LDK |
改修範囲 | フルリノベーション(耐震補強含む) |
築年数 | 40年 |
工事費 | 1445万円 |
ⅱ ビフォー・アフター
参考:リノベりす
古民家の宿のような、風情ある戸建ての特徴を生かしつつ耐震工事も含めたリノベーションを行っています。ロータイプの家具を取り入れることで、重心の低い美しい和の空間に生まれ変わっています。

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空き家を再生といっても、和風建築だけではありません。洋風建築の重厚さを活かしたヨーロピアンテイストのお部屋にも生まれ変わります。
ⅰ 基本スペック
間取り | 3LDK |
改修範囲 | フルリノベーション(スケルトン) |
築年数 | 24年 |
ⅱ ビフォー・アフター
・住まい全体をエレガントな内装や家具でコーディネート
色調を統一することで、部屋全体がフラットに見えるため開放感や広さを演出することができます。
・子供の成長に合わせたキッチン
広々としたオープンキッチンを取り入れることで、大きくなった子供たちも積極的に料理を手伝ってくれるようになりました。

参考:リノベりす
ⅰ 基本スペック
改修範囲 | フルリノベーション |
築年数 | 45年 |
工事費 | 1,900万円 |
施工面積 | 86㎡ |
ⅱ ビフォー・アフター
・1階と2階の間取りを逆転
1階にあったLDKを2階に移動させ、明るく開放的なLDKに
・サンデッキを新設
参考:リノベりす
サンデッキを新設したことで、テラスでバーベキューが楽しめます。

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色やデザイン、機能を追求したオーダーメイドのオリジナルキッチンを主役に、開放感に満ちたリビングダイニング。シックな色合いの家具や収納、間接照明を活用した演出などにもこだわっています。
ⅰ 基本スペック
施工面積 | 150㎡ |
改修範囲 | フルリノベーション |
築年数 | 30年 |
工事費 | 7,000万円 |
ⅱ ビフォー・アフター
・
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アイランド型のキッチンは4方向から使えるため、大勢の人たちと一緒に料理をすることもできます。
・重厚感漂う美しいリビングルーム
参考:リノベりす
エクステンションテーブルを活用することで、使わないときには収納することができ、普段はゆったりしたスペースをとることも可能です。

参考:リノベりす
古民家は和風建築だけではありません。近年需要の高い洋風建築の古民家を活用したリノベーションです。
ⅰ 基本スペック
施工面積 | 100㎡ |
改修範囲 | フルリノベーション |
築年数 | 46年 |
工事費 | 1,550万円 |
ⅱ ビフォー・アフター
・アンティーク調の家具がしっくりなじむ住まい
参考:リノベりす
アンティーク調の家具を住まいに取り入れたいとのご希望があり、アンティーク調の家具と調和するリノベーションを行いました。
・子供部屋は後々仕切れるようにドアを2つ設置
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子どもが小さいときには1つの部屋。大きくなってプライバシーが欲しくなるお年頃に2つに仕切れるようにドアを2つ設置しています。
こうした自由な設計ができるところも、リノベーション物件のメリットといえるでしょう!

参考:リノベりす
子育てが一段落して、子育ての環境が良かった郊外から、夫婦の時間を楽しむために都心部へと住み替えを検討している方も多いと思います。ここではそんなご夫婦にピッタリな夫婦のためのリノベーション事例をご紹介します。
ⅰ 基本スペック
改修範囲 | フルリノベーション |
築年数 | 34年 |
ⅱ ビフォー・アフター
・LDKを広々ととり開放感のある住まいに
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吹抜けを取り入れることで、LDKに開放感と明るさをプラス。シンプル&ナチュラルで夫婦だけの居心地の良い空間を演出しています。
・インナーテラスの設置
参考:リノベりす
インナーテラスを設置し、洗濯機もインナーテラスに置くことで、「洗う→干す」の作業が楽になりました。
見てきたように、リノベーションなら自分たちのライフスタイルに合わせた、自由なマイホームを手に入れることができます。
4 政府や自治体が取り組む空き家活用事業や補助金制度について
参考:LIFULL HOME'S
増加し続ける空き家対策のため、政府や自治体ではリフォームやリノベーション工事に対して様々な優遇措置を導入しています。
① 所得税の控除
耐震リフォーム | 一定の住宅について一定の耐震リフォームを行った場合、控除対象限度額を上限として工事費用の10%が所得税額から控除される。 | |
バリアフリーリフォーム | 一定のバリアフリーリフォームを行った場合、控除対象限度額を上限として工事費用の10%が所得税額から控除される。 | 一定のバリアフリーリフォームを行った場合、工事費用の年末ローン残高の2%又は1%が5年間、所得税額より控除される。 |
省エネリフォーム | 一定の省エネリフォームを行った場合、控除対象限度額を上限として工事費用の10%が所得税額から控除される。 | 一定の省エネリフォームを行った場合、工事費用の年末ローン残高の2%又は1%が5年間、所得税額より控除される。 |
同居対応リフォーム | 対象となる同居対応リフォームを行った場合、控除対象限度額を上限として工事費用の10%が所得税額から控除される。 | 対象となる同居対応リフォームを行った場合、工事費用の年末ローン残高の2%又は1%が5年間、所得税額より控除される。 |
② 固定資産税の減額
耐震リフォーム | 一定の住宅について一定の耐震リフォームを行った場合、固定資産税額(120m2相当分まで)が1年の間、2分の1減額される。 |
バリアフリーリフォーム | 一定のバリアフリーリフォームを行った場合、翌年度の固定資産税額(100m2相当分まで)が3分の1減額される。 |
省エネリフォーム | 一定の省エネリフォームを行った場合、翌年度の固定資産税額(120m2相当分まで)が3分の1減額される。 |
③ 住宅ローン減税
住宅ローンを使用して要件を満たす増改築工事等を行った場合、住宅ローンの年末残高の1%が10年間にわたって所得税額から控除されます。
まとめ
今回は空き家を再生したリノベーションを行い、理想のマイホームを手に入れるメリットや実際のリノベーション事例を見てきました。空き家をリノベーションすることで、様々なメリットを享受することができることがお分かりいただけたと思います。
マイホームの購入を検討する際には、新築物件だけではなく、中古物件も検討し入れてみてはいかがでしょうか?
より快適なマイホームをゲットするチャンスが広がります!