
賃貸住宅にお住まいの方が必ず一度は遭遇する悩みに「賃貸と購入どちらがよいの?」があります。結論から申し上げますと、購入がお得です。今回はなぜ物件を購入したほうがお得なのかを具体的な事例を交えてご紹介していきたいと思います。
この記事の目次
1 賃貸vs.購入~費用面からの考察
同じ家族4人で生活する場合、賃貸と購入ではどのような違いがあるのでしょうか?
① 賃貸の場合
3LDKを10万円(月額)で賃貸した場合、50年間で6,000万円ものお金を支払うことになります。しかも6,000万円支払っても物件を手に入れることができない上、さらにこの先も家賃を支払い続けなければなりません。住み続ける限り家賃を永久に払う必要があります。
② 購入の場合
住宅購入費の平均価格は戸建てで3,340万円、マンションで4,270万円です*。支払い総額は住宅ローンの金利負担も付加されますが、近年の低金利住宅ローンであれば500万円~700万円程度の上乗せで済みます。割高なマンションを購入したとしても、支払い総額で6,000万円もかかる賃貸より約1000万円の住居費を圧縮することができるので、断然費用的にお得なことがわかります。戸建ての場合ならば賃貸のおよそ2000万円の住居費を削減することが可能です。
*参考:日本FP協会「主なライフイベントにかかる費用の目安」
https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/indication/
見てきたように、費用面では購入が群を抜いてお得なことがわかります。このため支払い金額が同額の場合、賃貸よりも物件を購入したほうがグレードの高い物件に住むことも可能です。次にそのグレードについて踏み込んで比較してみます。
2 賃貸vs.購入~グレードからの考察
毎月の住居費を10万円とした場合、賃貸ではどんな部屋に住めて購入ならどんな部屋を購入できるのでしょうか。弊社は池袋を拠点としていますので、近隣のエリアで考察していきたいと思います。
①賃貸の場合
所在地 | 東京都豊島区千早1 | ||
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駅徒歩 |
東京メトロ有楽町線/要町駅 歩6分
西武池袋線/椎名町駅 歩7分
東京メトロ副都心線/千川駅 歩14分
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間取り | 1K | 専有面積 | 20.4m2 |
築年数 | 築20年 | 階 | 2階 |
向き | 北 | 建物種別 | マンション |
②購入の場合
価格
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3499万円 |
間取り
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3LDK |
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販売戸数
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1戸 |
総戸数
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30戸 |
専有面積
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56.08m2(16.96坪)(壁芯) |
その他面積
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バルコニー面積:8.03m2 |
所在階/構造・階建
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3階/RC4階建 |
完成時期(築年月)
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1995年4月 |
住所 | 東京都豊島区千早2-22-3 [ ■周辺環境 ] | 交通 |
東京メトロ有楽町線「要町」歩10分
JR山手線「池袋」歩18分
西武池袋線「東長崎」歩10分
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このように、同じエリア、住居費でも賃貸と購入ではこれほどの物件グレードの開きがあるのです。賃貸が間取りは1Kに対し、購入であれば3LDKで小さい子供までなら家族で住めます。キッチン、風呂などの水回りの設備グレードも断然購入物件の方が高いのが分かります。
3 賃貸vs.購入~資産運用面からの考察
賃貸vs.購入は資産運用面で最も差が生まれます。賃貸の場合、生涯家賃を支払い続けるだけで1円も資産の形成をすることができません。しかし購入なら物件を活用して様々な資産運用をすることが可能です。
① 物件を資産として保有することができる
物件を購入した場合、物件を資産として保有することができます。また戸建ての場合、家が古くなってしまい建物の資産価値がなくなっても、土地の価値はそのまま残ります。
不動産という「資産」を保有することができる点で購入のほうが圧倒的に資産運用上有利だといえます。
② 物件を活用した資産形成が可能
物件を購入し住むことで住宅ローン控除の特例を受けることができるため、不動産投資ローンを組むよりもお得に物件を購入することができます。
また住宅ローン控除の特例の期間が終了した時点で住み替えを行うことで効率的な資産運用も可能です。以前住んでいた物件を賃貸物件として貸し出すことで住宅ローンを家賃で支払うことが可能です。また資産価値の高い不動産物件を複数所有することができるため、老後の生活に必要な私的年金として不動産物件で資産形成を行うこともできます。
③ 相続税対策に最適
財産を不動産物件で保有している場合最大7割も相続税が圧縮されるため、相続税対策に最適です。
4 賃貸vs.購入~その他からの考察
費用や資産運用面以外でも物件を購入することで様々な利点があります。
① 生命保険代わりになる
物件を購入するときに団体信用生命保険に加入します。団体信用生命保険に加入することで一家の大黒柱に万が一のことがあったとしても、保険金からローン残債が一括で支払われます。よって、残された家族に借金なしの物件を残してあげることができるため、生命保険代わりにもなります。
② 賃貸難民防止になる
基本的に高齢になればなるほど賃貸物件を探すことが困難になります。特に定年退職後年金収入しかなくなってしまった場合、よほど運がよくない限り賃貸物件を見つけることは困難です。
物件を購入しておけば、賃貸として貸し出しておいたとしても、老後住む場所がなくなった時に自分で住むこともできます。
③ 自分好みの家に住むことができる
賃貸の場合、「原状回復」との兼ね合いから、釘一つ打つこともできません。しかし物件を購入した場合、自由に自分好みのマイホームに作り替えることができます。
今回はなぜ物件を購入したほうがお得なのかを具体的な事例を交えてご紹介してきました。見てきた通り物件を購入したほうが多くのメリットを享受することができます。百聞は一見に如かず。まずは不動産家さんに物件の購入を相談してみてはいかがでしょう。
5 資産形成サポート問い合わせ
弊社では年金制度が崩壊し、その打撃を直接的に受けることが予測される20代、30代の若年層の方々の資産形成のお手伝いを積極的に行っております。賃貸で部屋をお借りの方々、毎月払っているだけの家賃を自身の資産形成に向けてみては如何でしょうか。今のお住まいより、広く、グレードの高いマンション、戸建てへの住み替えを検討いただけます。
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