
はじめに
あなたは現在加入中の生命保険について見直しを考えたことがありますか?
生命保険は長期間加入し続けることが理想ですが、家庭環境や社会情勢などの変化によって保障額も変わってくるので、見直しが必要になることもあります。
ここでは生命保険を見直す際に何をポイントにすればいいのか詳しくご紹介したいと思います。
生命保険見直しのポイント
・保険料は適正か
生命保険は保障額を手厚くすればするほど高くなりますが、いくら満足のいく保障額であっても、支払う保険料の額が家計を圧迫していては意味がありません。
また、保険料を支払うために貯蓄できなくならないよう、無理なく支払える保険料に見直すことが必要です。
たとえば、死亡保障に絞った生命保険に加入するなど…です。
今ご加入の生命保険が死亡保障に絞ったものでないなら、見直す必要があるかもしれませんね。
さらに、個人向け保険の場合月々保険料を支払うことがほとんどですが、年払いや半年払いなどが選べたりします。
このように、まとめて支払う方法を選ぶとある程度割引きがあったりするため、支払い方を見直すことも視野に入れてみましょう。
・保障期間の更新が必要か
あなたはご自分が加入した生命保険の満期がいつかご存じですか?
生命保険は満期がくれば保障期間が終了し、保障がなくなるのが一般的です。
そうなると、場合によりますが保障期間を延ばす更新の必要が出てきます。
ただ、生命保険の特性として契約した時の年齢によって保険料の金額が決まるので、更新時は当然契約時より年齢が上がっているため保険料が上がってしまうのは間違いなさそうです。
その時、お子さんの教育費用がかかる時期などを重なれば、生命保険料の支払いが家計を圧迫してしまう可能性があります。
あなたのライフプランで最もお金がかかりそうな時期を考慮した上で、保障期間を見直していただきたいです。
・受取人が適切か
生命保険で死亡保険金の受取人を設定する場合、親族や扶養家族にするのが一般的ですが、法定相続人については相続税が控除になったりなどの優遇措置が設けられています。
特に、他の法定相続人と比較して配偶者は優遇部分が大きいので、受取人を配偶者にしておいた方が保険金を無駄なく受け取ることができるでしょう。
さらに、家族の形は時間が経つと共に変わっていくものです。
たとえば、結婚して出産すれば法定相続人は配偶者から配偶者と子どもになり、親や兄弟は外れますよね?
つまり、家族の形の変化と共に受取人の変更をしておく必要がある…ということです。
生命保険見直しの手順
1.加入している生命保険の確認
さて、では生命保険の見直しはどういった手順で行えばいいのでしょうか?
まず、現在加入している生命保険の保険証券を確認します。
どういった内容の生命保険に加入しているのか再度チェックしましょう。
なくしてしまった場合、加入している保険会社に連絡するようにしましょう。
2.保障額が大きすぎないかどうか確認する
現在加入している生命保険の保障額が必要以上に大きくなっていないかどうか確認しましょう。
もし、家族の大黒柱が死亡した場合にも公的な遺族年金や団体信用生命保険などがあるため、こういった公的な保険を考慮し保障内容を見直せば保険料をある程度軽減できます。
3.加入状況をどうやって変えるか考える
現在加入している生命保険会社に契約している保険の内容について相談しましょう。
よく大型商業施設などに保険の見直し窓口などが入っているので、そこで相談するのも手ですね。
ファイナンシャルプランナーなどが相談に乗ってくれる場合もありますので、資産運用なども含め家計全体の収支について相談してみるといいでしょう。
まとめ
もしもの時のために備えることができる生命保険。
ただ、保険料が高すぎて家計を圧迫しては意味がありません。
万が一の時に備えるためだけでなく、毎日の生活にもしっかりと目を向けて生命保険の見直しに努めることが大切です。