高齢者人口が4人に1人を高齢化が進む日本。老後の人生設計に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?今回は老後資金としてどのくらいの貯蓄額が必要であるのかを公的な調査結果を用いて調査・分析していきたいと思います。また老後資金の運用方法に関しても考えていきたいと思います。

1 高齢者の経済状況

参考:内閣府HP「高齢者の経済状況」

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/gaiyou/s1_2_2.html

 

① 内閣府「高齢者の経済状況」に関する調査からの考察

 

上記は内閣府が調査した「高齢者の経済状況」に関する調査結果です。高齢者の年齢層があがるにつれて経済的に不安を感じている層が減少していることが分かります。

 

  6064 80歳以上
家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている 13.7% 17.9%
家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている 47.6% 53.6%
家計にゆとりがなく、多少心配である 26.8% 22.2%
家計が苦しく、非常に心配である 7.4% 6.1%

 

上記の結果から「家計にゆとりがない」と感じている層が6064歳では81.8%とおよそ8割の層が老後のたくわえに不安を感じていることが分かります。また80歳以上でも81.9%の層がゆとりを感じることができない生活状況であることが分かります。また80歳以上の調査結果から老後の生活に「格差」が生じていることが分かります。

ゆとりある老後生活をおくるためには、老後のための貯蓄が必要であることがお分かりいただけると思います。

 

②「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)」に関する調査からの考察

参考:金融広報中央委員会HP「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)」

https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2018/18bunruif001.html

 

上記は金融広報中央委員会が調査した最新版の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)」です。

調査において平均貯蓄額は一部の層が平均値を上げてしまうことがない中央値で見ていくのが一般的です。

 

≪年齢別貯蓄金額の平均≫

20歳代 111万円
30歳代 382万円
40歳代 550万円
50歳代 900万円
60歳代 1,000万円
70歳以上 700万円
平均 609万円

 

上記の調査結果から以下のことが分かります。

 

ⅰ 老後の貯蓄は50歳代からが本番

40歳代550万円から50歳代900万円と一気に貯蓄金額が増加していることから、教育費にかけていた金額を一気に50歳代から老後資金の貯蓄にシフトしていることが分かります。

 

ⅱ 定年後貯蓄の取り崩しが始まる

貯蓄金額のピークは60歳代が1,000万円となっていることから、定年退職後貯蓄を取り崩しながら生活をしていることが分かります。70歳代以上の貯蓄額が700万円ですので、およそ10年で300万円ほどの貯蓄を切り崩していることが分かります。

 

ⅲ 貯蓄がない層=老後の生活が不安な層

内閣府が調査した「高齢者の経済状況」に関する調査結果から、家計にゆとりがなく、多少心配である・家計が苦しく、非常に心配であると回答した80歳代以上の層は28.3%でした。「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)」の70歳以上で全く金融資産を保有していない層は28.6%です。

このことから、「貯蓄がない層=老後の生活が不安な層」であることが分かります。

 

ⅳ 余裕をもって老後を送れる貯蓄額は3,000万円以上

内閣府が調査した「高齢者の経済状況」に関する調査結果から、家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしていると回答した80歳代以上の層は17.9%でした。「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)」の70歳以上で貯蓄金額が3,000万円以上ある層は18.3%となっています。

このことから、家計にゆとりを感じることができる貯蓄金額は3,000万円以上であることが分かります。

2 老後ゆとりを持った生活をおくるために必要なこと

https://cdn.pixabay.com/photo/2017/08/30/07/56/money-2696234_960_720.jpg

 

公的機関の調査結果から、「貯蓄がない層=老後の生活が不安な層」という結果になっていることから、老後に向けて何らかの貯蓄が必要なことが分かりました。また余裕をもって老後を送れる貯蓄額は3,000万円以上であることもご理解いただけたと思います。

ここでは老後にゆとりを持った生活をおくるために必要である貯蓄に関して考察していきたいと思います。

 

① 貯蓄とは?

日本人の一般的な感覚からすると「貯蓄=預貯金」と考える方も多いと思います。しかし、実際には貯蓄はかなり大きな幅を持った概念です。本来貯蓄とは所得のうち消費されないで残った部分のことを指します。具体的には以下のような金融商品を指します。

 

≪貯蓄に該当する金融商品≫

・普通預金

・定期預金

・生命保険や積立型損害保険(掛け捨てを除く)

・株式などの有価証券

・社内預金

・金融機関からの借入金

・その他の借入金

 

② 老後の貯蓄の現状

見てきたように、老後資金の大半は4060歳までの20年間で貯蓄されています。しかし平均金額の1,000万円では老後ゆとりを持って生活することはできません。上記の調査結果から、老後ゆとりをもって生活することができる貯蓄金額3,000万円を貯蓄できた層はたった18%しか存在していません。

このことから貯老後に向けての貯蓄額が不足している場合には貯蓄以外で何らかの対策をとっていかなければいけないことが分かります。

3 老後ゆとりを持って生活するための投資とは?

貯蓄額が不足している場合、何らかの「投資」を行いお金を積極的に増やす必要があります。しかしマイナス金利を採用している現在の日本では、預貯金ではお金を増やすことができません。ここでは老後ゆとりをもって生活することができる資金を作ることができるおすすめの投資方法をご紹介していきたいと思います。

 

① 現在の把握

40歳代 550万円
50歳代 900万円
60歳代 1,000万円

 

日本の現状では40歳~60歳の20年間で貯蓄を3,000万円作らなければいけません。ここで頭の切り替えをしていきましょう。40歳の貯蓄平均金額である550万円を投資で運用することで、20年後に3,000万円に資産を増加することができる「投資商品」がないのかを探していきたいと思います。

 

② 定期預金での運用

現在比較的利息の高いスーパー定期でも、利息が0.01%(年額)です。550万円をスーパ定期で20年間運用した場合、資産はどのようになるのでしょうか?

参考:野村證券HP みらい電卓

https://www.nomura.co.jp/learn/simulation/unyou.html

 

550万円も20年間という長期で運用しても、たった11,000円しかお金は増えません。ですから預貯金では、ゆとりを持った老後資金を得ることは不可能であることが分かります。

 

② 不動産投資での運用

(例)550万円を事業拡大しながら20年間利回り10%で運用した場合

550万円×10%=55万円/

ですから、10年後は550万円不動産投資から利益を上げることが可能です。

 

さらに10年後に550万円の物件を購入し、事業拡大して不動産投資を行います。

550万円×10%×2(件)=110万円/

110万円/年×5年=550万円

 

15年後にはさらに550万円の物件を追加購入することができます。

550万円×10%×3(件)=165万円/

165万円/年×5年=825万円

 

1件目の物件からの収益

55万円×20年間=1,100万円

 

2件目の物件からの収益

55万円×10年間=550万円

 

3件目の物件からの収益

55万円×5年間=275万円

 

3物件合計収益

1,100万円+550万円+275万円=1,925万円

 

・資産合計

1,925万円+(550万円×3件)=3,575万円

 

不動産投資では利回りが10%を超える投資物件もざらに存在します。同じ550万円を不動産投資で20年間事業拡大しながら運用していけば、老後には3,575万円が貯まっていることになります。ゆとりをもって生活していくことができる貯蓄額の3,000万円を余裕でクリアすることができることが分かります。

 

見てきたように、老後資金を貯めるために最も有用な投資商品は不動産であることが分かります。

4 老後資金を運用するための不動産投資における注意点

老後資金を貯めるために最も有用な投資商品は不動産であることはご理解いただけたと思います。ここでは老後資金を運用するための不動産投資における注意点を解説していきたいと思います。

 

① 利回り10%以上の物件に投資する

不動産投資サイト「楽待*」で調査したところ、全体物件61,584件のうち利回りが10%以上の物件は11,272件と多くの物件があることが分かりました。高利回りの物件であるほど老後資金も多く貯蓄していくことができます。ですからしっかりと高利回りの物件をチョイスしていきましょう。

 

*参考:楽待HP

https://www.rakumachi.jp/

 

② 無理な資金運用はしない

貯蓄が550万円であれば貯蓄金額分の投資ローンを活用するなど、無理のない資金運用を心がけましょう。危険なレバレッジ運用は大事な老後資金を逆に減らす結果になりかねません。

 

③ 信頼できる不動産会社を見つけよう

不動産投資で最も重要なことは信頼できる不動産会社を見つけることです。実績があり信頼がおける不動産会社を見つけましょう。そうすることで、物件のチョイスから物件の管理までワンストップでお任せすることができるため、サラリーマンの副業でも不動産投資で利益を上げることが可能です。

いかがでしたか。現在貯蓄額が少なくても、高利回りの不動産物件に投資することでゆとりのある老後をおくれることがお分かりいただけたと思います。老後資金の運用の参考にしていただければ幸いです。

 

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